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トルコ旅行記1 サフランボル・トラブゾン・カッパドキア

10月2日〜10月18日

サフランボルの日々 10月2日〜5日

今日は週に一度のバザール。朝から広場はにぎやかだ。
露店には野菜や果物が並んでいる。なす、きゅうり、にんにく、トマトといった野菜の他にイワシやめざしといった魚まである。どれも日本でおなじみのものばかりだが、ものによっては大きさや形が違っていたりする。
メロンは楕円形で、ラグビーボールをさらにバカでかくしたような形をしている。スイカも同様。メロンと表面のガラだけが違う。キャベツやかぼちゃにいたっては、その直径は相撲取りの腹回りくらいある。ハロウィンで使うにも大きすぎるくらいだ。
野菜たちを見て歩いている僕たちはもちろんのこと、そこで働いている人も楽しそう。商品を売っている、というよりも、来るお客さんとのコミュニケーションを楽しんでいる。眉間にしわをよせて、「本日の売上」を心配する人など皆無だ。商売ってこうやって楽しんでやるものなんだ。

日曜マーケットの魚屋。カメラを向けると緊張した面持ちになるのがかわいい

サフランボルの町は、民家のほとんどが200年〜300年くらい前のもので、町全体が昔の雰囲気をそのまま残している。丘の上から見下ろすと模型の町ようだ。赤みがかったオレンジ色の瓦に白い壁、黒茶色の窓わく、そんな家がすり鉢状の谷あいの斜面にはりついている。
僕たちの泊まっている宿も300年前に建てられたの家をペンションにしたところで、ジャンレノ似のお父さんと料理のうまいお母さん、宮沢りえ似の娘のヤスミンと中学生の弟の家族が迎えてくれる。朝ごはんや夜ごはんは、みんなと一緒に8畳くらいの広さのリビングで食べる。それはとても懐かしい記憶を蘇らせる。日本の田舎を思い出させる。
しかし、ここではすることがない。家を見る事以外に「観光」するところがないのだ。昼間は散歩したり、部屋でゴロゴロ、夜は同じ宿に泊まっている旅人と、おいしいオリーブやチーズと一緒にワインを飲むそんな日々だった。
・・・この町は、ただいるだけで心地よい。・・・

サフランボルの美しい町並み。初冬頃サフランの花が咲き乱れる

世界遺産にもなっている観光地でもあるのに人々はスレテいない。みんな明るくてフレンドリーだ。歩いていると子供から大人までいろんな人が声をかけてくる。写真をとってくれとポーズを決める無邪気な子供たち、チャイ屋の前で手招きしてチャイをごちそうしてくれたおじさん・・・。一瞬のふれあいだけど、そういうことが僕たちに旅を続けるパワーを与えてくれる。
サフランボルの人たちは、いろんなものを大切にしてきた人たちなんだと思う。昔ながらの家を大切にし、町のいいところを大切にしてきた人たちなのだ。世界遺産になったのもその結果だ。それは、「人との接し方」を見ていればわかる。接し方が温かいのだ。日が経つにつれこの町を出るのがつらくなる。ここの柔らかな空気を吸っているだけでハッピーになれたし、ペンションの人たちと団欒しているだけで心が休まった。ガイドブックを読むだけではここの良さはわからない。

−僕はここを発った後、何度もサフランボルで過ごした日々を思い出す。のんびりと通り過ぎていった平穏なひととき。ストレスもなく、何かに心乱されることもない。全てに無関心でもなければ、何かにとらわれているわけでもない。そんなこのサフランボルでの時間を過ごせたことを幸運に思う。(昭浩)

写真が大好きな子供たち。制服がかわいい
チャイ屋で遊ぶ大人たち

夫婦喧嘩 (アンカラ) 10月6日

夫婦喧嘩はしないんですか?
旅行中最もよくされる質問である。
ほとんど毎日している。しかも、かなりレベルが低い。僕の知的レベルの低さが露呈してしまう程、次元の低いものが多い。だから、ケンカの内容についてはあまり書きたくないのが本音である。でも、あまりにもみんなが知りたがるので、しいて今日のケンカを書いてみたいと思う。

●今日のケンカ その1
夜、レストランで二人は鶏の丸焼きを頼んだ。鶏の丸焼きを食べる時に最も大切なポイントは、脂ののった鶏の皮の部分とささみのややパサパサした部分をバランスよく一緒に食べることだ、と昭浩は思っていた。だから、昭浩は注意深く皮とパサパサが均等に最後まで残るように切って食べていた。先のことまで計算して計画的に食べていた横から映子はナイフとフォークを割り込ませ、
ベロリ、
と鶏の皮を取ったかと思うと、ペロリ、とそれをぜんぶ喰ってしまった。
(ああっ なんということを・・・・by昭浩の心の声)
昭浩は、2,3秒あっけにとられていた。そして、我に返り怒った。
「なぜ、皮ばかり喰うんじゃ」
と執拗にせめた。
すると、映子はシュンとなって落ち込み、それからムッとしはじめ、それから二人の間は険悪な雰囲気に・・・

映子の反論その1
大体鶏の皮だけぺろりと食べる人なんているわけがない。気持ち悪いなあ。私はちょっと皮を多めに食べただけ。それを全部食べたとか、グチグチ文句を言ってくるほうがおかしいのだ!鶏はパサパサ部分がどうしたって多いんだもーん。

昭浩の反論その1
あーこわいこわい。だから、書きたくなかったのだ。上の文章を書いている時点ですでに険悪ムード。このホームページの原稿が元でケンカになったことも多数ある。もちろんそんな原稿のほとんどはこの世の中から抹殺される。

●今日のケンカ その2
鶏事件の後、一応仲直りした二人は宿に戻った。
昭浩が、ブタペストに行きたい、と突然言いはじめた。昭浩は、計画表を取り出し、計画を見直そうとしていた。ブタペストに行きたい昭浩とそんなに行きたくない映子の間で口論になる。ブタペストは、あっという間にボツになり、なぜかイエメンの話に変わっていた。
イエメン行きは、パキスタンでの家族会議(参加者二人)で決定していたことだったが、予定がおしていたので、いつ行くのか、どうやって旅行する時間をつくるのか、それが大きな問題になっていた。まじめな議論を交わしている途中で映子は、
「ハイ、イエメン消えた!」
と昔のテレビ番組“なるほどザ・ワールド”のキンキン(愛川欣也。キンキキッズではない) のマネをして机をたたく。
イエメンに思い入れのある昭浩は、布団にもぐりこんでフテ寝に入った。それから、二人は険悪な雰囲気に・・・

●映子の反論その2
これも事実とちょっと違う部分があるので、訂正しておくと、私が冗談で言ったことに対して、あきちゃんは必要以上にいじけたのだ。そして、次の日トラブゾンにいく予定だったのに、「もうトラブゾン行きのバスに乗らない!」と、本気でスネたのだ。これには、私も怒るよりもあきれたね。

●昭浩の反論その2
恐いのでこれ以上反論しません。くわばら、くわばら。

とまあ、このように、子供のようなケンカを毎日繰り返している。ケンカの75%は、食べ物の取り合いと僕の臭いオナラが原因である。もっと幼稚なケンカやとてもシリアスなケンカもあるが、ここに載せるわけにはいかない。これでも日本に帰ったら社会復帰する身。僕の人格さえも疑われるような内容を書くわけにはいかない。シャレにならない内容のケンカをここに載せる事も、せっかく乾いたカサブタをひっぱがしてそこに塩を塗るようなものなので、そのあたりもご勘弁いただきたい。(昭浩)

今日アナトリア博物館で見た地母神像。ケンカとは関係ありません

アタチュルク廟で考える 10月7日

中国の毛沢東、ベトナムのホーチミン、インドのガンジー、パキスタンのジンナー、これらはその国の国民の多くが認める国の英雄である。トルコにもトルコ国民のほぼ100%が尊敬する人物がいる。ムスタファ・ケマルである。彼はトルコの父=アタチュルクと呼ばれていて、トルコのどの町にいってもアタチュルク像が立っている。
日本の英雄って誰だろう?日本で銅像が立っている人というのは、例えば田中角栄だったり、渋沢栄一だったり、西郷隆盛だったり、坂本竜馬だったりと、その地方地方で崇められているヒーローや活躍した人だ。日本人全員が尊敬している日本の英雄って誰なんだろう?そんな人いるのだろうか?
ちなみに、トルコの近代化への改革は明治維新後の日本を見習ったと言われていて、アタチュルク自身は明治天皇を大変尊敬していたらしい。 (昭浩)

アンカラの町を見下ろすアタチュルク廟

トラブゾン 10月8日〜10日

トラブゾンにはこれといった観光名所がない。厳密にはないわけではない。黒海とスメラ修道院というのがある。僕たちも行った。深い谷の断崖の中腹に造られた修道院は結構絵になる風景。よくもあんな険しい崖に造ったなあと感心する。しかし、それだけだ。
正直なところ、一年も旅していると、「観光」に疲れてくる。観光って半分は義務でやっているようなものかもしれない。だから、観光しなきゃいけないところがたくさんある場所より、雰囲気がよくてホッとできるところのほうがうれしい。
旅に出る前は、名前すら知らなかったトラブゾン。ここは僕らにとって落ち着ける憩いの場所だった。 (昭浩)

丘の上から見たトラブゾン。その向こうには黒海が広がる
トラブゾン近郊の観光地スメラ修道院
崖っぷちに立っている

アニ遺跡 10月11日

トルコとアルメニアの国境にアニ遺跡はある。もうちょっとあと100mくらいで故国のアルメニアなのに、トルコ領にあるアルメニア教会の遺跡だ。国境線上にある遺跡が戦場に取り残されている。遠くに見張りの兵士がいるだけで、それ以外には誰もいない。
ここは仲の悪い国同士の国境。写真も撮ることは許されない。だから、僕たちは絵を描いた。恐ろしくヘタクソな教会の絵を描いた。それは実物と同じようにとても寂しそうな絵になった。哀愁ただようアニ遺跡であった。(昭浩)

アニ遺跡は、パキスタンのフンザで会った旅人に薦められたところである。イスタンブールまで先に行ってしまった私たちにとって、ここはトルコの東の果て。こんなとこまでわざわざ来る価値があるのか、正直言って疑問だった。
来てみると、期待していた以上に良かった。結構広い規模の遺跡で、歩き回って疲れるほどだ。広い荒野に、ぽつぽつと、教会の跡がある。そして、谷があって、川が流れている。向こう岸はもうアルメニア。
私たちは、かなり国境近くまで行ってしまったようで、兵士に遠くから声をかけられた。私は、ただ親しみをこめて手を振っているのだと思って、のん気に笑顔で手を振って「ハロー」と答えてしまった。警備にあたっている兵士は、暇そうだったけど、見るところは見ている。
とにかくここは、お薦めの場所。言葉ではその良さをうまく表現できないので、写真が撮れなかったのが残念。(映子)

ひまわりの種を食べる   10月12日

今日、トルコ東部の果ての町カルスからマラテヤという町に向かう。このカルスで一番印象に残っているのはひまわりの種だ。ピーナッツのような歯ごたえでそれ自体の味は淡白。味わうものではなく時間をつぶすもの。要するにヒマつぶしにいい食べ物だ。
昔は、ひまわりの種を食べるのはリスくらいなもんだろうと思っていた。しかし、実際にひまわりの種を食べる人間は多い。中国、パキスタン、イラン、トルコで、多くの人が食べていた。
ひまわりの種は別にめずらしくもないのだが、ここカルスで驚いたのはそれをナマで食べていたことだ。ひまわりの種は炒ってから食べるのが普通なのに、さっきまで畑に生えていたであろうひまわりの花から一粒一粒種をとっては食べている。僕はその野生的な喰いっぷりに目を見張った。驚きの表情を見せる僕に気づいたおじさんは、僕たちを手招きして言った。
「お前も喰え!」
「ひぇー!ナマはイヤだよ」と手を振って断る。
「いいから喰え!」
仕方ない、ひとつつまむ。予想通り生臭いというか青っぽい味だ。僕はもういい、と手を振っているのにどんどんすすめてくる。
勘弁してくれよ…

ありがたいことなのか迷惑なのかよくわからないが、この時のことはやたら印象に残っている。(昭浩)

ひまわりの種を喰うおやじたち

ありがとう!松嶋菜々子とトルコ人青年 10月13日

真夜中の1時にマラテヤという町に着いた。バスから降ろされたのは町の中心から10キロも離れたターミナル。こういうのはやめてほしいものだ。高いタクシーに乗って町の中心に行くか、バスターミナルで野宿するしか選択肢がなくなるからだ。タクシーに料金を訊ねると、10ミリオン(750円)などとボッタクリ価格をぬかしやがる。 僕は頭にきて、10ミリオンは高すぎる、と言ってその場を立ち去った。交渉決裂。アテもなく道路でタクシーを待つが、来る気配すらない。途方に暮れる僕たちだった。

しかし、それから30分後には僕たちは、町の中のホテルにチェックインしていた。
たまたま通りかかった車に乗せてもらったのだ。ドライバーと助手席の青年は日本人に大変いい印象を持っていた。彼らは松嶋菜々子のファンだったのだ。助手席にいた青年は、松嶋菜々子の写真のついたジッポを持っていて、うれしそうに僕たちに見せびらかしていた。この無邪気なトルコの若者は、松嶋菜々子が結婚していることを知っているのだろうか?もし知らないのなら教えてやろうかと思ったが、かわいそうだからやめた。

暗い夜中の田舎道で来るはずもないタクシーを待つ僕らの気持ちといったら「これからどうなるんだろう」という不安と焦りで、もういっぱいいっぱい。それに加え長時間の移動の疲れとボッタクリタクシーへの怒りで溜まったストレスでぴりぴりしていた。
車に拾われて、「助かった」という安堵のなか、ジッポの表面で微笑んでいた松嶋菜々子が女神に見えた。(昭浩)

ネムルトダーゥ 10月14日

ネムルトダーゥ、山頂にある巨大神像。頭は胴体から落ちて生首のように並んでいる。
紀元前1世紀頃のものでヘレニズム文化の傑作らしい。世界遺産にもなっている立派な遺跡。
僕には、それが立派なというよりは滑稽なものにしか見えない。ゼウスやアポロンといったギリシャの神様と一緒にこの遺跡(墳墓らしい)を作らせた当時の王アンティオコス1世も山頂にその頭を並べている。まじめな顔して並ぶ頭像は、すべて三角のとんがり帽子をかぶっている。それがとてもお茶目で滑稽なのだ
ギリシャの神々と同格に見せるために作ったという意図もなんとも子供じみていてかわいいではないか。欲しいものは何でも手に入る王様の考えることなんて、幼稚な子供のようなものなのだろう。

首だけもぎ取られた頭像たちだが、日の出とともに照らされるの爽やかな表情が印象的だ。しかし、いつも日の出を見る時って「眠い、寒い、空腹」の三重苦に耐えなければいけないのが辛い。(昭浩)

ネムルトダーゥの頭像たち

カッパドキア 10月15日〜18日

自然が人間に与えるインパクトというのにはかなわない。
僕たちは、ギョレメの奇景を見下ろせる場所に立って、巨大なタケノコのような岩が林立する姿をじっと眺めていた。
中国の武陵源を思い出す。武陵源はツクシだった。巨大な岩のツクシが刺さる勢いで迫ってくる迫力に圧倒された。ここはタケノコ。やんわりと不思議な国にでも来た錯覚をおこさせる景色だ。
夜になればそれこそアニメの世界。奇岩に穴を掘って人々が住みはじめた岩穴の中からこぼれる灯りと巨大タケノコの群れが空想の世界を創り出している。(昭浩)

ギョレメ周辺には、大きな岩のタケノコがいっぱい

ローズバレー

夕日に赤く映えるしわしわの岩肌のローズバレー。僕たちは小高い丘に登り、ローズバレーを見下ろした。ここからはギョレメ周辺をパノラマで望むことができる。誰もいない丘から見下ろすギョレメの町と薔薇色に染まる谷、カップルには最高のロケーションかもしれない。

サンセットが一番きれいな場所、ローズバレー

パジャパー

タケノコの岩の上にアンバランスな黒い玄武岩がのっかっていてキノコのように見える奇岩が見られる。これはどうやってできたのだろう?と誰もが不思議に思うところ。
とても絵になる場所なのだが、まわりはお土産屋だらけでそれがウザイ。

パジャパ−のキノコ岩

デリンクユの地下都市

「地下都市」その言葉はなんてSF的な響きだろう。しかもここは、100年前に発見されるまでは地元で存在が噂されるにすぎなかった、いわば「伝説の地下都市」だったのだ。UFOをはじめとする不思議なもの好きの僕にとって、大変興味がひかれるところ。

エバンゲリオンの地下都市くらいにまで想像を膨らましていた僕はその地下都市に行って少しガッカリ。「なんだ、ただの穴ぼこじゃねーか」
しかし、ただの穴ぼこではなかった。そこは、深くまで階層をなしていて、その中に、ワインを造る部屋だったり、教会だったり、人々の住む部屋や地下の井戸、空気孔など、人々が営むシステムが地下にできあがっていた。
いくつかの民族が入れ替わり、この地下都市で暮らした。彼らが穴の中に住まなければいけなかったその当時の状況というは、うまく想像できない。しかし、穴の中でも豊かに生きようとした人々の痕跡は見ることができた。どんな状況下でも人は豊かさを求めるものなのだ。

トレッキング

ニョキニョキしたタケノコのような岩の間を歩き回る。これが一番楽しかった。カッパドキアをトレッキングする人はとても少ない。だから、車の通らない道を歩けばこのヘンテコリンな景色を独り占めできるのだ。この日一日僕たちは、日常の世界とは違う不思議な世界の旅人になれた。

奇岩の林のなかをトレッキング

ウフララ渓谷

ウフララ渓谷は、トルコの大地に深く刻まれた谷。地面が割れてできたみたいだ、狭い谷底の両側からは垂直な壁が大きく立ち上がり、川のほとりにはピスタチオやアーモンドなどが樹になっている。

狭くて深い谷間を歩く

キャラバンサライ

昔、人が暮らしていた岩山。隊商宿としても使われていたこの岩山の中は、迷路のようにトンネルや階段が張り巡らされている。そこにはやはり教会跡や住居跡がある。大きな蟻塚の中をまわっているようで、探検すると楽しい。

ただの岩山のようだが、昔中で人が暮らしていた

スターウォーズ

スターウォーズの撮影に使われたといわれる場所。ここの岩の壁にもアリの巣のような穴が見える。撮影で使われたのはどこのシーンだろうか?巨大なガマガエルの顔したヤクザの親分のいた場所だろうか?

そこはもう映画の世界

ゼルヴェ野外博物館

一言でいえば岩穴式住居跡。岩の壁には住居や教会や倉庫のあとがあり、それらが階段やトンネルで繋がっている。岩壁のかなり高いところまでその住居穴は続き、かなりスリリングな箇所もある。小さい頃ジャングルジムとかで遊ぶのが好きだった人はハマる場所。ライト必携。サンダルだとキツイ。

体力を使うが楽しいゼルベ

ギョレメ野外博物館

ゼルヴェ野外博物館が体育会系なら、こちらは文科系。隠れキリシタンによる教会とそのなかに描かれた壁画が見所。壁画のなかでも最も保存状態のいい「暗闇の教会」は、別料金10ミリオンTL(750円)もかかる。僕は興味がなかったので映子だけがそこに入った。

洞窟部屋

タケノコの岩を刳り貫いて作った洞窟部屋。中は意外とあたたかい。じゅうたんが敷かれていてくつろぎやすい雰囲気。小さい穴から部屋の中に入るとき、冬眠のため穴ごもりする動物になった気分だ。そう、そこは部屋ではなく、僕たちの棲家であった。

穴をくぐるとそこは洞窟部屋
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