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大理旅行記

12月26日〜1月8日

大理での再会 12月26日

午前中に、麗江からバスで大理へ向かった。3時間くらいで着いた。


到着して宿を探していると、昆明と麗江で何度か会った日本人の男の人と再会した。
大理は昔大理国という国だったらしい。昔は城壁でぐるりと囲まれた街だったみたいだ。今は少ししか城壁は残っていない。城壁を登ってみると、じ海という湖まで見渡せていい景色だった。大理の街は、麗江よりは大きくて都会な感じがするけれど、少しさびれている所もあって、ガイドブックに載っているレストランがつぶれていたり、私たちの泊まっている宿に一人も客がいない風だったりする。
宿の方へ歩いていると、上海の宿で一緒だった2人に再会した。再会を祝して、一緒にご飯を食べに行って、今までの旅行の話をいろいろした。その後、彼らが泊まっているホテルを見に行った。そのホテルのカフェで、台湾人のおじさんと、マレーシア人の女の子とその友人2人と、私たち日本人4人で話して、おじさんの買ってきた苺を食べながら、とても楽しい時間を過ごした。ここはとても感じのいい所なので、明日移ることにした。麗江のユースホステルで同室だったマレーシア系イギリス人の女の子もそこに泊まっていた。大理は再会が多い。

中国・大理の南門
南門。城壁の上に上がると景色がいい

馬で大理の山を登る 12月27日

山登りは明日の予定だったのだけど、ある日本人の男の人に
「明日、競馬場へ馬を走らせに行こう!」
と言われて、今日山に登ることになった。馬に乗っての山登りだった。

初めて馬に乗るので、最初は慣れなくて、「明日は行けないな」と思ってたけど、だんだん楽しくなってきて、もっと馬を走らせたい!という気持ちになった。おじさんが1人歩いてついてきてくれる。汗びっしょりで一生懸命だったので好感が持てた。馬もすごいがんばっていた。おならと糞をしながら、鼻息荒く登っていった。
山の上には寺と、歩いてまわれる道があった。滝のある所まで歩いてから戻ってきた。下の方に見える湖がとてもきれいで、景色は最高だった。
帰りはそのいい景色を見ながら降りていった。でも、下りの方が乗りにくかった。そして時々馬が走るので、私の体は飛び跳ねてお尻が痛くなった。でも、乗っているときはとても楽しいのだった。「ツオ!ツオ!」とおじさんの掛け声をまねして、調子に乗って走っていた。

大理の裏の山の中
山の中腹にある中尊寺まで馬で約2時間
山頂にある中尊寺から見た大理の街と湖
中尊寺から見た大理の街と湖

競馬場で馬を走らせた!12月28日

今日は、競馬場で馬を走らせる日だ。はじめ、競馬場で馬を走らせる、ということがどういうことかよくわからなかった。まさか自分が馬に乗って、競馬場で走らせるなんて想像できなかったからだ。競馬場で走る馬なんだからさぞ速いにちがいない。ジョッキーが走っている馬から落ちて大怪我をした、なんてニュースを昔聞いたことがある。いざ馬を走らせる当日になるといろいろな不安要素が頭に浮かぶ。
待ち合わせの日本食レストランに行くと10人くらいの日本人の集まっていた。そこからそのレストランのおばさんに先導されてみんなで歩きはじめた。そして昨日馬を借りたところで、なにやら馬貸し屋のおやじと交渉しているではないか。今日走る馬は、昨日乗った、目の輝きは失せ、走る気力も使い果たしたような老いた馬だったのだ。僕は、競馬用のいかにも速そうな風格をもった馬にさっそうと乗りこなす自分の姿をイメージしていたのに、その幻想はもろくもその段階で崩れてしまった。その反面、落馬して大怪我という、マイナスイメージもなくなったので、少し安心したのも事実ではある。
競馬場に着いた。慣れた人はさっそく走らせている。僕も自分の馬を走らせようと足で馬の腹をけり、たずなで首の横をたたくのだが、走らない。もう一度、「ツォー」今度は掛け声つきで試してみるが馬は歩こうともしない。何度もトライしているうちに、馬はめんどうくさそうに競馬場のコースを歩き始めた。はじめはゆっくりだったのが、しだいにすこしずつ歩くスピードが速くなっていき、最後にはギャロップをはじめた。速い!でも怖い!上下に体を揺さぶられ、馬の鞍にしがみつくのが精一杯だ。こうなったら自分では止められない。しかし、老いた馬は都合のいいことにすぐに疲れてしまうので、そのうちに勝手に止まって草を食べはじめる。こんなことを繰り返しながら、競馬場でレースらしいことはまったくせずに、一緒にいた皆それぞれ勝手に馬に乗る練習をひたすらしていた。
馬は乗る人の力量をみている、とよくいわれるがそのとおりだと思う。僕は、馬にかなりなめられていた。走れといっても走ろうとせず、馬は草ばかり食べていたし、僕が乗ろうとすると露骨にイヤがるのである。
馬を走らせる、ということは、今回僕にとって初めての体験だった。この旅のあいだに、馬を乗りこなせるようになりたい、そう新たなる目標を抱きつつ、夕暮れに向かいつつある大理の町に帰っていった。(昭浩)

中国・大理の競馬場
競馬場。馬はなかなかいうことをきいてくれない。

三塔寺 そして景洪へ 12月29日・30日

レンタサイクルを借りて、大理のシンボル(?)三塔を見に行った。
三塔公園の中は意外と広くて、新しい建物が意味もなく2つもできていた。だから入場料が高くなったのか・・・。(ガイドブックに書いてある値段の3倍だった)
3つの塔はどれも中には入れず、外から見てるだけだった。塔の横の方に池があったので、そこで絵を描いた。すると、日本人の団体旅行者が来て、記念撮影をしていた。
次に近くの三塔倒影公園へ行った。ここからの三塔が一番きれいとガイドブックには書いてあるけれど、さっきの池の所のほうがきれいな気がした。
最後に一塔寺へ行った。ここは入場料を取らないだけあってさびれていて、草ぼうぼうだった。塔の中にも入れたけど、中は真っ暗で何もなく、しかも出るときに頭を打ってしまった。上にはもちろん登れなかった。

大理の三塔寺
三塔寺。ここがベストビューポイント
大理の一塔寺
草むらの中にある一塔寺

夕方4時ごろ、下関へ向かった。明日の朝の便で、景洪へ行こうと思っていたけど、下関のバスターミナルで聞くと、朝の便はなく、今日でも明日でも7時半の便があるという。それならすぐに乗らないと、明日乗ると下手するとバスの中で年越しになってしまう・・・・と思って今日の便に乗ることにした。
バスはとてもすいていたので、通常2人のスペースに1人ずつ乗っていいと言われてラッキー。快適なバスの旅の始まりだ。クッションも前よりいいような気がする。それもそのはず、揺れがひどい。道が舗装されていないので、体が飛び跳ねるし、靴はどっかに飛んでいくし、荷物は出てくるしで大変だ。買っていった苺は、揺れでつぶれて苺ジャムになりそうだ。でも、いつのまにか寝てしまった。途中、滝の音が聞こえるすごい崖っぷちらしき所で、トイレ休憩したけど、その後またよく眠った。
翌朝8時ごろ、外が明るいのに気づいて目がさめた。外は曇り空だ。少し寒い。風景は、緑が多くて熱帯っぽいのに・・・。
11時ごろ食事休憩があった。とても小さな食堂で、人が食べてるものとか、野菜を指差して注文した。2人でおかず2品とご飯1椀で、安く上げた。でも、この後の長―い道のりで、「もっと食べておけばよかった」と後悔することになるのだった。
バスに戻って、景色を見たり、眠ったり、揺れは道が少し良くなってきても相変わらずだった。明るいうちはまだ良かった。景色を楽しめたし、夕焼けもきれいだった。暗くなってから、揺れが気になるし、考え事するのにも、眠るのにも疲れて、頭が痛くなってきた。バスは思ったより早く、9時半くらいに到着したけれど、そのころにはぐったりしていた。
少しうろうろしてから宿をやっと見つけて、部屋に行くと日本人の男の人と3人部屋だった。とても荷物の少ない人だった。2週間のお正月休みらしい。私たちは、バスで散々寝たので眠れないかと思ったら、すぐに眠くなって、日記もかけなかった。26時間もバスに揺られたのでさすがに疲れてたんだなあ。

大理から景洪の道中
出発して16時間。たった一度きりの食事休憩

景洪の街・中国の映画館と年越し 12月31日

景洪はあったかい。朝起きて、布団から出るのもつらくない。街中にヤシの木のような熱帯の植物が見られる。ここは南国だ。でも、もう少しきれいにすればいいのに・・・とゴミだらけの道を見て思う。ここは、やっぱり中国なのだ。
マーケットに行くと、鳥の足や豚の鼻が並んでいた。そして、いろんな野菜や果物もあった。パイナップルとぶどうを買った。マーケットはいろいろあって楽しいけれど、足元はとても汚く、そして全体的に臭い。ゴミの臭いと腐ったものの臭いがする。
夕方、メコン川を見に行った。宿から歩いてすぐの所だった。橋の下は危険な香りがしたのであまり近づかないようにした。メコン川に沈む夕日を見たかったのだけれど、夕日は全く逆の方向で、山の方に沈んでいった。

景洪のメコン川
メコン川。川の色は茶色い

夜、映画を見に行った。そういえば、中国で一回も映画を見てないという話になって、もうすぐ中国も終わりだし、今日は大晦日だし行こう!ということになった。英語の映画だったのに、とても見事に中国語に吹き替えられていた。この国の吹き替え技術はすばらしいなと思った。でも、アクションが多い映画だったので、結構楽しめた。途中で声が出なくなったりハプニングがあったけどもともと分からないので気にならなかった。映画館は、公民館みたいな所にクッションの全然ない汚いソファを並べたような所で、段差はなかった。会場はほとんど満席だった。同じ列の人は、何度か携帯電話がなって、大きな声で出ていた。外に出て行こうともしなかった。そして、映画が終わった瞬間、いっせいに立ち上がる中国人たちがおもしろかった。最後のエンドタイトルが流れる所は誰一人見ようとはしなかった。
宿に戻って、同室の彼がワインを買ってきてくれたので、宿の従業員のお姉さん2人と、5人で年越しの乾杯をした。いつもの年とは全然違う、新しい年の始まりだった。

初詣  1月1日

今日はお正月だ。そんな感じは全然しない景洪の街だけれど、年の初めなので初詣に行くことにした。バスで1時間半のところで、曼飛龍仏塔という所へ行った。
仏塔の近くでバスを降りて、小高い山のあるほうへと歩いていった。ジャングルの中に、石段が続いている。そんな所だった。毎年行っているような初詣とは、似ても似つかなかったけど、その石段を登っていると詣でているという感じがした。山の上に白い塔があった。八角形なので、8個の仏像があり、それぞれにたくさんの願い事をした。だんな(昭浩)はミャンマーっぽいと言っていた。私はミャンマーに行ったことがないのでよく分からないけれど、その建物は明らかに中国のものとは違っていて、東南アジアっぽい雰囲気だった。仏像の顔つきも何だか違う。この辺の少数民族・タイ族の昔の領主が建てたらしい。
帰りのバスはすぐに来たけど、その道のりは果てしなく長かった。行きは1時間半だったのに、帰りは2時間半もかかったのだ。最初は田園風景に心が和んでいい感じだったのに、だんだんお腹もすいてきて、景洪に着いたころにはすっかり疲れきっていた。

中国雲南省のお寺
この石段、風情があってよかった
中国雲南省のお寺
ミャンマーぽい仏塔。ミャンマーとの国境も近い

ガンランバー  1月2日・3日

シーサンパンナで1番の景勝地、ガンランバーに行った。景洪からバスで1時間もかからない。何があるのかは行ってみないとよく分からない。
ガンランバーの市場の前でバスを降りた。地図もないのでどこに行けばいいのか分からない。その辺を歩いていると、「タイ族園」という所があったので、入ってみることにした。入場料は20元(300円)、ちょっと高い気がしたけど他に行く所もないので。
そこには、タイ族の村がそのままあって、普通に暮らしている人たちがいる。人の家の中に入って見学することもできる。でも、何だか落ち着かなかった。私たちは招かざる客のような気分だった。とても歓迎されているとは思えなかった。ここの人たちは、山奥に住む少数民族と同じように、平和に暮らしていたのに、観光地化の波にのまれてこんな風にタイ族園として囲われて、見せ物のようになってしまった。そして仕方なく、自宅を開放している。そういう感じがした。
タイ族園を出て、ガイドブックに載っている宿を探したけれど見つからず、オート3輪のおっちゃんに連れて行かれたレストランで泊まれると聞いて、そこに決めた。そのレストランに隣接した部屋は満室になっていて、隣の民家の一室で泊まることができて、タイ族の生活を垣間見れた気がして良かった。

ガンランパーのタイ族園
タイ族園、高床式の住居に普通に生活している人たちがいる
ガンランバー
個人的にはここがガンランバーのベストビュー

次の日は、少数民族の村を訪れようということで、昨日情報ノートで仕入れた情報を元に、まずメコン川を渡った。そしてそこから、オート三輪で景哈村へ行った。そこは、少し近代化された普通の村だったので、もう少し先の村まで歩いてみることにした。どれくらい歩くのかは分からなかったけれど、2〜3村があるらしい。
結構歩いて疲れてきたころ、自転車に乗ったお兄ちゃんに道を聞いてみた。すると、「その村へはあと4公理(公理=Km)だから車に乗ったほうがいい。」と言っているようだ。でも、車を待っているのも時間がもったいないので、やっぱり歩くことにした。しばらくいくと、私たちより先を行っていたはずのお兄ちゃんが横道から出てきて、後ろから来たトラクターのような荷台付の車に、一緒に乗れと言ってきたのであわてて乗った。すでに4人の男が後ろに乗っていたのに、さらに私たち3人と自転車が加わって、重そうに車はとろとろ走っていった。途中から舗装されていない道になった。
彼らはみんな仲間で、荷台に乗せてあるお酒を売りに行くらしい。目的の村でおろしてもらって、別れたのだけれど、その村を一周して元の道に戻ってきたら、またお兄ちゃんたちの車に出会い、帰りも乗せてもらった。2〜3ヶ所売りに行ったけれど、お酒はいっこうに売れなかった。ある村で、お兄ちゃんはあっちに「シークー」があると、指をさして言う。何だか分からないけれど、ついて行ってみることにした。そこは、向こう側にゴムの木畑が広がる湖だった。本当に何にも何にもない所だけど、ものすごくきれいに思えた。私たちだけの秘境だと思った。お兄ちゃんのおかげで、いくつかの村ときれいな湖が見れた。ガタガタ揺れる車に乗って風に吹かれているのも楽しかった。そして、だんな(昭浩)は、何度もそのお酒を飲まされて、真っ赤になっていた。

中国雲南省の村へ渡る船
メコン川を船で渡る
中国雲南省・僕たちの秘境
だだの湖だけど私たちにとっての秘境

景真八角亭  1月5日

午後、景真八角亭へ行った。ガイドブックに載っていておもしろそうな形の建物だったので行ってみた。バスで2時間半くらいのところで、まわりには何もなかった。八角亭の中に入る扉には鍵がかかっていた。お坊さんが、観光客らしきおじさんたちを引き連れてきて開けたので、入れるのかと思ったら、男の人だけと言われ、私は入れず。だんな(昭浩)が見てきた所によると、金色の仏像があったそうだ。たいしたことないかもしれないけど、見れないとなるとすごく見たくなる。  そこには、ほかに金色の塔と、お坊さんが住んでるらしき所と、もう1つ大きな仏像がある建物があった。そこに入ると、線香をあげさせられ、ひげをはやした怪しげなおやじの前に座らせられて、「○○200元、×××499元」とか書いてある紙を見せられた。「えー。そんなに払えないよー。」と言って、手を横に振ると、おやじはやさしく笑って(馬鹿にした笑いかもしれないけれどそのときはやさしく見えた)行っていいよというポーズをした。でも、一応だんな(昭浩)は5元(75円)だけ線香代として払った。  そこのトイレの近くにはおみやげ物売り場があって、私たちが通り過ぎようとすると、激しく売りこみの声をかけてきた。串に刺したお肉みたいなものとかを売っているのだけど、とてもまずそうで、見てるだけでもつらいくらいだった。そして、そのあと、モンフンまでバスで行ったときも、バスが分かれ道で止まったときに、食べ物の売りこみが激しかった。

日曜マーケット  1月6日

朝、まだ暗いのに7時に起きて、マーケットを見に行った。まだ人があまりいなくて、暗いし寒いし、いまいちだなーと思いつつも、そこで売っている小吃(シャオチー=おやつ)を食べながら歩いていた。おもちをあげたものと、ホットケーキあんこ入りみたいなものを食べた。肉のコーナーは始まりが早いらしく、結構にぎわっていた。
いったん宿に戻り、10時くらいに出直してみると、全体的にさっきよりにぎわっていて、少数民族の女の人が巻きスカートとスカーフでカラフルに装って、いろんなものを売ったり買ったりしていた。ビーズがついた帽子やスパンコールのついた上着も見かけた。ここの見所はなんと言っても少数民族の装いなのだ。またまた小吃をかじりながら、見てるだけだけれど、さっきより活気があって楽しかった。
モンフンから景洪に戻って、夕方に、孔雀湖公園へ行った。「孔雀の他にも動物がいて、ちょっとした動物園になっている」とガイドブックに書いてあったのに、孔雀はおろか何の動物もいなかった。でも、だんな(昭浩)は、前から挑戦したがっていた足マッサージをしてもらって、満足げだった。そして私は、うろこ雲と夕方の紫色の空を見れただけでも良かったかなと思ったりしていた。(映子)

足マッサージは、木の棒を使って押すので、気持ちいいというより、痛い。痛がるとマッサージ師のおやじがうれしそうな笑みを浮かべ、さらにその箇所をねちっこく攻めてくる。30分以上やってくれるのはいいが、だんだん飽きてくる。(昭浩)

モンフンのサンデーマーケット
おいしそうなお菓子がたくさん売っていた
モンフンのサンデーマーケット
モンフンのサンデーマーケット

モンラー 空中走廊とリクシャの兄ちゃん 1月8日

朝早くまだ夜も明けないうちに、ホテルの部屋のドアをたたく音がする。そして、「バスステーション、ラオス」と叫んでいる声も聞こえる。それは、昨日、中国国境の町、モンラーのバスターミナルに着いたときに、しつこくつきまとってきたリクシャの兄ちゃんだった。ホテルが分からないように、巻いたつもりだったけど、後をつけてきたのか、部屋まで知っている。恐くてドアは開けられなかったけど、だんな(昭浩)が、ベランダから見ると確かに彼だった。でも、兄ちゃんの予想に反して、私たちの今日の予定はラオスではなくて、空中走廊だった。
空中走廊は、望天樹という背の高い木に、つり橋を渡して歩いてまわれるようにしてある所で、その高さは30メートルもある。しかも、そこはジャングルの中なのだ。
チケットを買って、森の中に入っていった。係員のお兄ちゃんがずっとついてくるので何だか落ち着かない。石畳の道をしばらく行くと上に登る階段が木の周りにらせん状に作られている所があった。そして、そこから地上30メートルのつり橋が始まった。そこは、ジャングルの中の空中散歩という感じだった。つり橋が揺れるのもスリルがある。上から動物を探したけど、象とか虎とかはやっぱりいなくて、きれいな黄緑色の鳥と、赤い鳥を見つけた。こんな所を歩けるなんて、めったにない経験だ。400メートルくらいですぐに終わってしまうけど、とても楽しかった。空中走廊が終わると、今度は地上のジャングル探険だった。係員のお兄さんは違う方向へ消えてしまい、二人だけでまわるのだ。水が流れていたり、木が倒れているのをくぐったり、なかなか楽しめた。
今日で中国も最後、いよいよ明日は国境越え、中国の料理ともお別れなので夜はいつもよりたくさんたのんでお腹いっぱい食べた。

中国雲南省の空中走廊
空中走廊、ジャングルの中を空中散歩できる
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